くせ毛に対してのカットアプローチ

毛量が多い 広がる つやがない 手入れが大変

  1. カット前の素材の確認   広がるくせということで、手前回のスタイリストの方は結べる長さでセニングで感覚的に毛量を減らしてデザインしたと推測できます
  2. デザインテーマは 手入れが楽で、トータルバランスがよく、カッコいいこと くせ毛や、パーマが入っている髪の大幅なデザイン変更では、特に初めてのお客様などはカットしてみないとわからないことが多いので、予測はもちろん切り進めながらの軌道修正も必要になってきます 
  3. 毛量が多い場合 毛先のテーパリングだけではベストなバランス作ることができないので、インサイドから鋭角なテーパリングでの毛量調整や、コンパクトに収まるためのグラデーションとレイヤーのバランスもとても大切になってきます

(5) 毛量が多く広がるくせ毛 カットでカッコよくできますか? – YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=SgxOdRxmZgQ

ネープの生え癖の方向を変える

ネープの生え癖

beforeの状態を見てください

真後ろからの写真なので分かりづらいですがネープの髪が中央に寄っているのがわかります

また襟足に強い癖があることから前カットをしたスタイリストはバックの長さを長く残してデザインしたと推測できます

このような場合お客様側としては短くしたいけどやってもらえないと表現したり、生え癖が強いので私は短くしたいけど出来ない と諦めているお客様も多いです

特に左から右に強く流れていて左耳の後ろに髪が降りてこない感じでした

生え癖を変えるカット方法

通常通りカットを進めていきますが、生え癖が強い場合特に細かく正確にカットすることを心がけることと、セクションで下す髪は真下ではなく放射状に下す

要するに中央に向かっている髪に流れと逆方向にシェイプを繰り返してカットしていくことが一つのテクニックです

もう一つは最終チェックで髪の流れを止めるカットを行うこと

根元にラインを入れるようにはさみを入れて強い流れを止めます 髪は短い~長い に流れる

または短い髪が長い髪を押す という習性がありますのでそれを利用します

ラインを引くように切り込んでカットします これは伸びても影響がありませんので怖がらず切り込んで大丈夫です

シャンプー後ドライのみです

このように修正できました 

長さも様子を見ながら収まる長さを見つけて決めています

ネープの生え癖が強い場合参考にしてみてください

縮毛矯正をしている髪のカット法

今回は縮毛矯正を繰り返している方がご自身本来のくせに戻したい場合のカット法などをテーマにお話しします

1矯正毛へのアプローチ

縮毛矯正の残りと生えてきた自毛との割合を見ます。 前回の縮毛矯正がどのくらい前なのかということ、髪の毛の形状がどの位置で変わっているかをチェックしていきます

①ほとんどの場合矯正毛の割合が多いことがほとんどです 矯正の部分が自毛との割合が半分以上~70%以上の場合は矯正部分を全カットできるデザインをご提案します (ボブなど長さが足りない場合は除く)

②現在の矯正部分にパーマで疑似くせ毛を作る この場合は一時的なデザインと考えてなるべくカットを繰り返しながら最後にはすべてくせ毛に持っていくことを前提にいていきます

③できるだけ矯正部分はカットしながら、間にあわない部分は伸びるまで様子見して長期にわたってデザインしていく方法をとります

2矯正毛のカット法

矯正毛は根元のくせに比べツンツンして硬い印象になります 毛先はブラントにカットするよりは柔らかくテーパーされた毛先を作った方がなじみやすくなります

毛量調整をしていく場合毛先付近だけにとどめて、くせの出ている根元付近ははさみを入れません。くせの部分に短い髪が入り込むとそこから持ち上がるようにボリュームが出てただでさえなじみにくい毛先部分が予測不能な動きをしてしまいます

3矯正をやめるときにお勧めするヘアデザイン

お客様の要望に沿って、もしあまりカットしたくないのであれば時間をかけて切りながらくせに戻していく方法をとったり、毛先、中間部分にパーマをかけて毛先を収めたりしていきますが、お客様が早く矯正毛をなくしていきたいという要望であればなるべく短くカットすることが早道にはなります。ただし、トップが短いレイヤーの入ったデザインと、グラボブのような表面の髪が長いデザインでは切れる部位の差が大きく生まれてきます。もちろんくせの度合いにもよるのですが、ロングよりショートの方が計算できるのでくせを見極めてデザインしていくといいです。 比較的短くなるとくせは弱まることが多いので短いデザインにカットする場合の方がうまくいくことが多いと思います。いずれにしてもメリットデメリット、今後どうしていくかなどをしっかりと話し合って決めていくことをお勧めします。

4最後は信頼関係で決まる

縮毛矯正毛をやめてくせに戻していく場合は、元のくせがどのように出てくるのかがわからない状態です。切ってみなければわからない という多少ギャンブル的な要素を含みます。

怖がって長さを残そうとしたり、やっぱり縮毛矯正をした方が無難と勧めたりする、保守派の美容師も、大丈夫大丈夫と高をくくってパッとカットしてし舞う美容師もいろいろタイプがありますがやはりとことんお客様の話を聞いて一番ベターな方法をとっていくことが一番です

そして切ってみないとわからないので、お客様との信頼関係がとても大切になってきます

今回縮毛矯正をやめたいというモデルさんの動画撮影をしました

切りながら時間をかけてデザインを決めていく方向で第一回目のカット動画になります

ドライカットに必要な道具

繊細なテクニック駆使してより理想のヘアカットを

クリエイトするために道具の選択は欠かせません

ただ高価なものを使用すればいいわけではないし

かと言って何でもいいわけではないので、長い年月をかけて

自分に合ったものを探していくことになると思います

特にシザーは体の一部となりうるものでシザーが違うと

できるデザインはかなり変わってくるように感じます

最近使用している道具は

シザー  ジョーウエルニューコバルト5インチ

コーム  カーボンコーム ロング

ドライヤー ダイソン 

アイロン 不明

ブラシ メイソンピアソン ポピュラーミックス ラージサイズ

ヘアカット原論 pert2

ヘアカットにおいて髪の特性、頭の丸みはとても重要な要素となります ここでは主にウエットカットについて説明していますが、ドライカットを学ぶ上でウエットカットの理論、また髪の特性などを知ることはデザインを作るうえでさらにその幅を広げてくれます この動画2本はワンレングスについてです

くせ毛を生かすカット

全体にくせを持つ髪です 乾燥しているように見えます 今回は肩につくくらいでくせが個性になるように 生かせるように カットしていきます

After

ピースの取る位置、持ち上げる角度など技術解説をしています

ドライカットはネープの浮きを抑えることができる?

ドライカットでは硬い髪をしなやかに、細くぺちゃんこな髪にハリとボリュームを、広がるくせ毛をウエーブになどの謳い文句のほかに生え癖の強い持ち上がる、浮く襟足もタイトに抑えることができる と言っています

強い生え癖に対するカット法で、生え癖そのものに直接細かいセニングを入れたり、切ったりする技法が紹介されたりしますが、ドライカットでは直接根本に鋏を入れることはしません

カットしたその時だけ、またワックスなどを利用した時だけ収まったり抑えられたりするのではなく、なるべく乾かしただけで見た目も手触りも、また伸びてきた時もストレスのない髪の状態を作りたいため持ち上がるままその方向でカットします。その上に重なってくる毛髪で浮きを抑えるようにカットしていきます。なので生え癖の度合いによってはあまり軽すぎるネープや、絞りの強いデザインには向かない場合もあります。その一例をご紹介します

ネープに持ち上がるような強いくせを持つお客様です

持ち上がるように生えているのがわかります さらにめくってみます

ネープの部分はこれだけ上に生えています セクションは薄めに生えている角度はそのままで落ちる場所でカッティングしていきます カットの仕方には特別かわりはありません イメージしたとおりに切っていきますが、かなり強い生え癖ですのでウエイトの高さはあまり高く設定しないというジャッジをしました

アフター

ドライヤーで乾かすだけでこのくらいには収まります

実際中はどうなっているかというと

めくってみると生え癖はそのまま 上から徐々に毛髪を載せていって最終的に浮きを抑えるということになります 生え癖の根本に直接アプローチしないため伸び方がきれいです。ただ技術的に経験とポイントが必要ですのでうまくいくまで年数はかかります

ヘアカット原論 

ウエットの基礎原論

おもにウエットカットを前提としてまとめたヘアカット基礎原論pert1の解説動画をアップしました ドライカットを行う上でもピースの角度やシザーの入り方など見える部分が変わってくると思います そのことでカットに対する独自のアレンジも理論的に行えるようになります